わんの尿石 早見表
尿石の種類 注意点
ストラバイト尿石

 ・ダルメシアン以外の1才以下の雄、全年齢
  の雌に認められる尿石のほとんどがこの
  タイプ
 ・尿路感染(ウレアーゼ産生菌)が形成原因
  と考えれるが、ウレアーゼ産生菌が関与し
  ていない場合の原因は不明。
 ・アルカリ尿で形成される












溶解
・蛋白質の過剰摂取を避ける。 8%以下(DM*

・リンの過剰摂取を避ける。 0.1%(DM*

・マグネシウムの過剰摂取を避ける。
 0.02%(DM*

・尿pHを 5.9〜6.1 に保つ。

予防
・蛋白質の過剰摂取を避ける。 25%以下(DM*

・リンの過剰摂取を避ける。 0.6%(DM*

・マグネシウムの過剰摂取を避ける。
 0.04〜0.1%(DM*

・尿pHを 6.2〜6.4 に保つ。

シュウ酸カルシウム尿石

 ・原因は明確ではないが、高カルシウム尿症
  高シュウ酸尿症、高尿酸尿症が関与してい
  ると考えられている。
 ・様々なpHの尿で形成される。
























予防
・アスコルビン酸(ビタミンC)を含む食餌、
 サプリメントを避ける。

・ナトリムの過剰摂取避ける。
 食餌中0.3%以下(DM*

・食餌中蛋白を 10〜18%(DM*)に制限する。

・シュウ酸を多く含む食品を避ける。
 (きゅうり、なす、ほうれん草、セロリ、かぼちゃ、
 サツマイモ、豆腐、りんご、ベリー類、小麦胚芽、
 大豆など)

・カルシウムを多く含む食品を避ける。
 食餌中カルシウムは0.3〜0.6%(DM*

・食餌中のマグネシウムの過剰・欠乏を避ける。
 0.04〜0.15%(DM*

・ビタミンDの過剰摂取を避ける。
 ビタミンDを含むサプリメントを避ける。
 食餌中 500〜1,500 IU/kg(食餌量)

・ピリドキシン(ビタミンB6)の欠乏を避ける
 食餌中 1.0mg/kg(食餌量)

・尿を酸性化しがちな食事を避ける。
 (例:肉の量が多い)


尿酸アンモニウム尿石

 ・ダルメシアン(雄)によく見られる。
 ・血液検査によって肝機能不全が示唆されて
  いる場合にはこのタイプを考慮
 ・中性〜酸性の尿で形成される。






<溶解と予防>
・プリン(前駆)体の多い食品を避ける。
 (例:魚貝類、内臓類、トルラ酵母、B-イースト)

・食餌中蛋白を、10〜18%(DM*)に制限する。

・水分の少ない食事を避ける。

・尿を酸性化するものを避ける。(例:ビタミンC)

・尿pHは、7.1〜7.7に維持


リン酸カルシウム尿石

 ・アルカリ尿で形成される。










予防
・リンの過剰摂取を避ける。 0.6%以下(DM*

・カルシウムの過剰摂取を避ける。
 0.3〜0.6%(DM*) 

・ナトリウムの過剰摂取を避ける。
 0.3%以下(DM*

・ビタミンDの過剰摂取を避ける。
 500〜1,500 IU/kg(食餌量)

・ビタミンCの過剰摂取を避ける。

シスチン尿石

 ・ダックス、イングリッシュ・ブルドッグ、
  チワワ、ヨーキーの雄に比較的多い。
 ・酸性尿で形成される。



溶解と予防
・高たんぱく・高ナトリウム食を避ける。
 食餌中蛋白質 10〜18%(DM*

・尿を酸性化するもの(例:ビタミンC)を避ける。

・アルカリ尿を維持する。 尿pHは 7.1〜7.7


ケイ酸塩尿石

 ・ジャーマン・シェパードの雄の老齢犬に多い
 ・ケイ酸塩の多量摂取が主要原因と
  考えられている。
 ・中性〜酸性の尿で形成される。
ケイ酸塩を多く含んでいる食品を避ける。
 注)肉類より植物に多く含まれているため、
 この場合のみ、肉類主体の食餌にし、塩化ナトリ
 ウムを加えて尿量を増加させる。





 DM*=乾燥重量につき  乾燥重量とは → こちら

 ・水分(浄水)をたくさん摂らせる。

 
以上、おおざっぱにまとめただけですので、必ず獣医さんに相談なさってくださいネ。


参考文献: 犬の診療最前線、小動物の臨床栄養学、The Complete Holistic Dog Book




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